花鳥風月記

流れる水に文字を書く

エリック=クラプトン 12小節の人生

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TOHOシネマズシャンテにて。

エリック=クラプトンの半生を追ったドキュメンタリー。
ボヘミアンラプソディー」の後に観た。

本人や関係者のインタビューをメインに構成されていて、
最初は平板な感じもあって、少し意識が遠のいたが、
その後は身を乗り出す感じで観た。

「母に棄てられた」という負い目を感じながら、
その屈折して内向的な思いを音楽とギターに注ぎ込んだ。
有名となっても、どこか心は空疎であって、
ジョージ=ハリソンの妻に横恋慕して、その思いが
デレク&ドミノスのアルバムとなったのは有名な話。
60年代から70年代に活躍したミュージシャンにありがち?な
酒やドラッグの乱用で、心身に支障をきたしながらも、
80年代から治療と復活の時代を迎える。
しかし、長男を転落事故で喪う悲劇に見舞われ、
このことが名曲「ティアーズ・イン・ヘブン」となった。

いまは新しいパートナーや家族に恵まれ、
薬物やアルコール依存症から立ち直らせるための
財団をつくり活動もしている。

映画の冒頭では、B=B=キングへの哀悼の意を表していたが、
彼の現在の活動を見て、若くして命を落とした盟友への
想いもあるのだろうな、と思った…。