花鳥風月記

流れる水に文字を書く

ジェフ・バーリン「チャンピオン」

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この前買った「ベース弾きにはたまらないDVD」は、まだ見れないでいる。
買ったときにジェフ・バーリンの名前がなかったのが気になった。
1985年だから、もう22年前にソロCD「チャンピオン」を出した。
確か、アルバイトでやっと買えたミニコンポが1989年。その時に購入した。
ニコンポといっても、総重量は30~40㎏はありそうな代物。
音にこだわって山水を買った。今ではどこに修理に出せばよいのやら…。

輸入盤CDは当時は、CDケースの上にさらにプラスチックのケースに入っていた。
このCDはJAZZベーシストでありながらも、意欲的に他ジャンルの音楽に挑戦している。
ベースでは表現する機会の少ない早弾きや、和音(複数音)をふんだんに取り入れている。
特に「DIXIE」という曲は一人で弾いているとは思えないようなメロディで奏でる。
但し、あくまでベースがメインなので、ボーカルナンバーはえらく貧相だった。
どうしてそんなCDを買ったかというと、当時「ベースマガジン」という少しマニアな雑誌を
買っていたから。まだ創刊号から第3号まで残っていた。ジェフ・バーリンのCDと合わせ、
いまでは希少性の高いものになっているに違いない。

さて現在では山水のCDデッキがお釈迦になり、新たにソニーのCDデッキを買う。
音にこだわりSACD対応のものを買ったものの、山水のアンプで対応しきれず、
その良さを聴けないでいる。
「こだわり」というのはつくづくカネのかかることだ。
しかし、完成されていない「こだわり」もまた、楽しいものだ。