花鳥風月記

流れる水に文字を書く

演歌とフォークと歌謡曲の境界線

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17日は敬老の日ということもあり、テレビ東京で懐メロをやっていた。
但し、ここ近年は、演歌だけではなく、フォークや歌謡曲も入るようになった。
ゴールデンウィークとお盆は演歌が中心の番組編制で、秋や11月は、わりとフォークが多い。
11月には、なぜか小室等が良く出ている…。

TBSでHERO’Sをやっていたので、ほんの少ししか見なかったが、
それでも尾崎紀世彦「またあう日まで」と杉田次郎「戦争を知らない子供たち」を聞いた。
長年やってると、かっこつけて、音をわざと外して唄う。
「味」を出したいのかもしれないが、それが気に入らない。
もっとも、You Tubeで尾崎の古い画像があったが、そこでも外していたので、年季ものなのだろう。
ここ最近、阿久悠の逝去もあって、良く流れている。歌自体は気に入っている。

こうした番組を見てみると、いかに演歌が長生きで、フォークが短命かが分かる。
ガロの「学生街の喫茶店」も歌うようだったが、幻滅しそうで、チャンネルを変えた。
フォークで今、残っているとしたら、さだまさし南こうせつ松山千春くらいか。
TVに出たがらなかった時期も災いして、懐メロ、ということにもなりにくいのかもしれない。

謡曲は、いいものは残ると思う。尾崎紀世彦城卓矢布施明中村雅俊など、
けっこうスタンダードナンバーのようになっている気がする。

個人的には、そこに田端義夫も入れたい。演歌歌手、と言われるが、自分は日本最古の
ブルースシンガーだと思っている。あのギターはスゴイという言葉しか見つからない。

こういった番組を見ていると一人に、ヒット曲は数曲で良いのでは、と思う。
何曲もチャートの1位を獲得したところで、記憶に残らない。
年代のギャップは否めないが、ここ最近の「アーティスト」と呼ばれる人たちの曲が
どれも同じように聴こえてしまう。

人によって、その唄の響き方は違うものの、音楽を「消費」するのは、もう疲れた。