花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(60) タオルを持って、六本木へ行こう

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寒くなった今日この頃。温泉でも、と思うものの、そんな贅沢も許されず、
それでは都会でチープに(時には少し出して)行こう、と思った。
そう、先ずはカバンにタオルを忍ばせた。

六本木TOHOシネマで、ジョン・レノンの映画を観る。
2時からの回、ぎりぎり間に合う。(これは明日にでも…)
観た後は、けやき通りを抜け、青山ブックセンター六本木ヒルズ店へ。
青山ブックセンターは、一度倒産したものの、ブックファーストの支援で再生、
「おされ」な雰囲気を維持している。若干、出来た当初よりも、品揃えが乏しく感じたが、
やはり「おされ」な本がいっぱいあった。

そこから、5分ほど歩いて、麻布十番温泉に行く。
といっても、1200円くらいかかる上の階ではなく、
銭湯の「越の湯」に入る。こちらは430円。安いが、今の銭湯の相場は高い。
石鹸も30円で買う。なぜか、中の自販機が消えていた。
風呂上りの一杯が出来ず残念。
ここのお湯は黒いことで有名。そして熱い。
5分も入れば、身体がピンクになる。
そのかわり、身体はものすごくあったまる。

麻布十番は、ほんとうに小さい頃、ごくたまに行っていた。
今も気が向いたら、たまに行く。大江戸線が出来て近くなったこともある。
まだ、六本木ヒルズが出来る前に麻布十番界隈を歩くと、
「おされ」と「庶民的」が交差していた。今でも街中で匂うごま油の匂いは、
昔の記憶が蘇る。ただ、ここ最近は「おされ」に侵食されている。

再開発が一段落して見えてくるのは、人にとって住み良いかどうかだと思う。
割と高齢な方も多いこの街に、便利は来たけども…、と感じることはあるだろう。

風呂のあとは、お決まりのように、近くの「更科堀井」へ。
赤坂生ビールと、更級そば大盛り。至福の時。

お土産に少々ベタだが、浪花屋の鯛焼きを買って帰る。

ある意味、東京のリゾートを満喫した。