花鳥風月記

流れる水に文字を書く

PEACE BED アメリカVSジョン・レノン

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六本木TOHOシネマにて。
ジョン・レノンのドキュメンタリーではあるものの、今までとは違うのは
ベトナム反戦運動などで、社会的に揺れ動いたアメリカで、
彼も、国家との戦いがあった、ということだった。
盗聴や監視、そして、強制退去などの様々な国家の揺さぶりに耐えながらも、
平和の唄を歌い続け、PEASE BEDというパフォーマンスや、
全世界12都市に「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT」の意見広告を打つなど、
その行動には、あらゆる活動団体よりも影響力があった。

確かに、市民のうねり、というのを映像で感じられた。
映画の中で流れている、ジョン・レノンの唄を聞き、目頭が熱くなった。
その感動を世界に発信することが、彼の生きがいになっていたのだと思う。

以前にも、ジョン・レノンのドキュメンタリーは見たことがあったが、
今回の流れは、恐らく9・11から出たアメリカの保守化の流れに
対抗して出てきたものだと思う。
アメリカには、「行きすぎ」にブレーキをかける作用がまだ残っている。
それが「民主主義」なのかもしれない。