花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(66) 早稲田・湯島・お茶の水

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今年の初詣も兼ねて、早稲田の穴八幡に行く。
高校時代の友人に、「一陽来復」を送っている。
昨年結婚したので、実家と新居の分を用意した。
20年近く、穴八幡に来ているが、山門や本殿も随分と立派になった。

その後、いつものように三朝庵で「融通そば」を食べる。
「ゆず」と「融通」をかけているのだが、そばにゆずの皮が入り、
卓上にも、ゆず粉末がある。いつも結構ふりかけて食べている。
ここは味が結構濃い。麺に味がよくしみこむ。

その後、湯島天神(湯島天満宮)へ行く。ここでも初詣と合格祈願。
階段の手すりの「うねり」が気になった。
誰の、というわけではないが、身のまわりに入る全ての人にご利益があるよう、祈った。
ちなみに、お賽銭は、いつもご利益があるように45円(始終ご縁があるように)入れている。
この話は、いつかは覚えていないが、バスガイドから聞いた思い出がある。

湯島天神からふらふらと出たすぐ先に、「がまぐちや」という喫茶店を発見。
そこで、コーヒーと読書。
流れている音楽がすごくきれいに聞こえて、スピーカーを見てみると、手作りだった。
鳥の巣箱のような形で、決して大きなスピーカーではないが、
いいものを使っているようだ。既製品のスピーカーを使う場合、
下側が固定されないと、音が軽くなる、と聞いたことがある。
このスピーカーは、上下をしっかり壁で固定されているので、きれいな音になっている。
お店の方に聞いたら、30年前に開店した時につくってもらった、とのこと。
いまでは、向かって左側のスピーカーは、日によって音が出ないこともあるらしい。
※今日がそうだった。
店内も30年という月日が良い意味で流れて言った雰囲気で良かった。
ただ、いわゆる門前にあるお店なので、5時半には閉店する。

湯島からお茶の水まで歩き、JR駅前にある三進堂書店に寄る。
ここはよく大学生のころ、本を探しにきていた。
店主のオヤジが、店番をしながら、太鼓のふしを指で叩きながら、
一日を過ごしている。「髪結いの亭主」に似ている。
20年近く経っていたが、オヤジ全く変わらず。
気になった本があったので、買おうと思ったら、同じものが2冊あって、
一冊が1500円、もう一冊は4000円だった。
この店大丈夫かなあ、と思いながら、安い方を買った。
その後、竹橋まで歩いて、少し長めの散歩を終えた。