花鳥風月記

流れる水に文字を書く

ニューオリンズ

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先日買った500円DVD。公開年度が1947年となっていた。
ルイ・アームストロングビリー・ホリデイが出ている。
DVDのジャケットでは、この2人の名前が前面にでているが、
ビリー・ホリデイは、ラストシーンにでることもなく、
どちらかというと脇役に近かった。

映画の中で、「サッチモ」の由来が台詞になっていた。
「サッチ・エル・マウス(あんなに大きな口)」とのこと。

ストーリーは、カジノを経営者と将来を嘱望されるオペラ歌手との恋愛を描く。
ブルースやジャズといったものが、世間に認知されず、偏見も持たれていた。
やがて、カジノは潰され、男は街を追われるが、新天地で、ジャズクラブが成功し、
故郷に錦を飾り、めでたし・めでたし、というような、シンプルな展開。

相手の女は、ブルースのナンバーを2回歌う。一度目は、ブーイングが多くを占め、
2回目は、半分は喝采を浴びせる。そこで、アメリカの懐の深さを演出しようという
ことなのだろう。

まあ、ストーリーよりも、サッチモの楽しそうな演奏、どこでも・だれとでも、
というところが好きだった。