花鳥風月記

流れる水に文字を書く

パレスチナ1948NAKBA(ナクバ)

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渋谷ユーロスペースにて。
今日は、ユーロスペースで2本だて。

フォトジャーナリストの広河隆一が、
自己の半生とともに見たパレスチナ
より深く追うドキュメンタリー。

イスラエル建国に際して、移ってきたユダヤ人の入植地が
実はパレスチナ人を追い払って出来ていることに衝撃を受け、
その後、1948年に起きたとされる大虐殺(NAKBA)を追う。
生存者の証言から、当時の惨状を描写してゆく手法。

ここ数日の睡眠不足が祟り、途中意識が朦朧としてしまう。
やはり証言を聞くドキュメンタリーでは、体力が必要であることを
コマンダンテ、アニー・リーポヴィッツに続いて痛感。

広河氏の半生も興味深い。
若くしてイスラエルに行き、
働くまでに至った経緯は明らかでないものの、
他が持ち得ない視点を伝えたいというのが、
天職(ベルーフ)としてのフォトジャーナリストを
選んだことは良く分かった。

写真などはまだ大量にあり、今回はその一部、とのことだったが、
事実を積み重ねたドキュメンタリーなればこそ、
それを語るナラティブ(語り手・物語)が欲しい。