花鳥風月記

流れる水に文字を書く

酒井俊&String Trio@吉祥寺MANDA-LA2

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ステーキに喜び、ラーメンに憤った木曜日の締めくくりは、
酒井俊のライブだった。

“Tiny Adventure with Strings”の13回目。
今回のタイバンは、秋山羊子(ピアノ、ボーカル)と小川紀美代(バンドネオン)のデュオ。
秋山羊子のピアノと唄は、どこかか細く、時には圧倒的で、
どことなく透き通った印象があった。ステージでは裸足だった。
逆に小川紀美代は、ブーツをがっちり履いて、
奏でる音楽は、神保町ミロンガを思い出させた。

このライブでは色々なことが発見できる。
ライブ終了後、秋山1枚、小川2枚のCDを購入。

酒井俊のステージは、6月ということもあり、
「或る雨の午后」「6月の雨の夜、チルチルミチルは」「黒い雨」と
雨にちなんだ唄を3曲続けて歌った。

その後「電車がでてゆく」「初恋」「ミルク・ティー」とお決まりの唄に心を癒され、
「フニクリ・フニクラ」は、いつもより長く火花が散っていた。
今回は、坂本弘道のプレイが元気だった。

いつもながら、才能のぶつかり合い、というのが面白く、
既存の音楽のジャンルやカテゴリーから自由であることの
素晴らしさを感じた。