花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(104) 野菜は贅沢品?

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最近は、肉より野菜を食べるようになってきた。
野菜をむしゃむしゃ頬張ることに喜びを感じ、
減ってくる体重にさらなる喜びが増す。
半年を待たずに10キロ減となった。

しかし、新たな問題が生じている。
野菜は結構高い、気がする。
割と常食に近かったコンビニのサラダも
いつの間にか品代わりし、高くなった気がする。
ここ最近では「1/2日分の野菜サラダ」を食べるが、
なぜかキャベツが入っていない。
やたらと大根が入っている。確かにカロリー低そう。
食感もあるから食べた気になるが、なんか損した気分。

西友のサラダも、キャベツではなく、レタスが入っていた。
こちらは歯ごたえが物足りない。
付いてくるドレッシングもカロリー高め。

ああ、こんなことを考えるなんて半年前に想像もできなかった…。

帰り道、近所のスーパーでキャベツを見る。
決して高いわけではないが、売り切れていた。
閉店30分前も、以前は半額商品も残っていたが、
今は商品が殆ど残っていない。なんとなく世知辛い。

もしかしたら、スーパーやコンビニで買ってるからそう感じるのかもしれない。
職場の後輩に聞くと、八百屋でキャベツを安くしてもらって、
空腹をしのいでいる、とのこと。
まだ、南こうせつの世界は残っているようだ。
そうか、プチブルなのか。高エンゲル係数なのか…。

八百屋っていいなあ。
思い起こせば10年前の今日、仕事で、千葉に「飛ばされた」。
八百屋の軒先で、富里町で作られた大きなトマトをひと夏、毎日頬張っていた。
太陽に恵まれた野菜は美味い。
当時、原因不明のじんましんもあり、食事に気を遣った時期があった。
その時は8キロ減った。
半年くらいで、今の職場に戻されたが、あのトマトだけが心残りだった。

サラダが高いと思うのは、複雑な流通経路が災いしているのか?
贅沢に見えるものは、実は見せ方なのかもしれない。

こんどは、とても美味いトマトが食べたくなった…。