花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 麺屋武蔵武骨@上野御徒町

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アメ横から御徒町に行く間にあった。
「武骨」という名前は、友人のブログにあったので、
てっきり同じ店かと思ったら、渋谷には「外伝」がついていた。

結構客の入りは多かった。
入った当初は、とんこつスープのお店とあって、
ケモノ臭さが充満していたが、しばらくして慣れる。

黒武骨味玉チャーシュー麺を注文。
黒いのは、イカ墨を使っている様子。
チャーシューは、太く・食べ応えあり。
麺は、やや太めでまっすぐな感じ。
全体的に重厚感のあるラーメン。

麺を茹でる人が、大上段から振り下ろして湯きりする。
掛け声も、店員が声を合わせて「セイヤッ!」「ヨイショ!」と
やや大げさな感じで、周りの人も、やや苦笑していた。
良く見ると、湯きりの網は一つだけにしていて、
鍋で茹だる2つ3つある網はそれに移し替えていた。

派手さはともかく、こういった湯きりはいつもタモ網のような深いものを使う。
ラーメン屋の真骨頂は、平らな網での湯きりではないのか、といつも思う。
この光景を見るたびに、ラーメンブームの底の浅さを感じざるを得ない。

とはいうものの、スープまで久々飲み干した。
結果的には美味かった、ということだと思う。
しかし、自分の胃腸にはかなり堪(こた)えた様子。

やっぱり、東京のあっさり醤油味のラーメンが
自分には向いているのかもしれない…。