花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(114) 葛西から西葛西へ

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

クリーニング屋へ自転車で行く。
最近は、あまり乗らないので、やや運転に不安を感じながら走る。
親水公園に沿って自転車を走らせる。
初冬であっても、天気に恵まれ、気持ちがいい。

シャツ2枚とコート1枚の受け取り。
少しかさばる荷物だったが、せっかくなので、葛西駅まで行ってみる。

大学生のアルバイト時代は、塾のバイトで週3くらいは通ったが、
それ以来、殆ど足を延ばしていない。

久しぶりに行く駅前の光景が、変わったものとそうでないものが混在し、
どこに何があったかが、上手く思い出せなかった。

お好み焼きが美味い、という噂を聞いていたお店はなかった。VOLKSもなかった。
ラーメンの「ちばき屋」はあった。
とはいうものの、どれも一度も入ったことがなかった。

河内屋は相変わらずで、外国ビールを覗きに行く。
神保町ミロンガでは、ギロチンビールは950円だが、
ここでは525円で売られている。(もっと以前は450円くらいだった)
一時期、ワインの値段が二束三文のようなこともあって、
日本の洋酒の値段はホント適当だなあ、とこの店に来るたびに思う。
ちなみにベトナムの「バーバーバー(333)」の値段が333円なのも
シャレなのだろうか…。

アルバイトをしていた塾はまだ残っていた。
教室の数はどうやら減っているようなので、
新興勢力によって、苦戦しているのかもしれない、と思った。

やはり気になったのは、新しいビルやマンションがどんどん建っていたことだった。
本当に無計画に建てているようで、冬の小春日和な陽射しでも、日陰が目立ち、寒い。
ビル風も強く感じた。
もともと葛西駅も、環七の真上にあるから、駅前広場には、
風が吹き込みやすい構造になっているのではないか、と思う。

そんな中、皮肉なことに風力発電の巨大プロペラが設置されていた。
風力や発電量が電光掲示板に出るようだが、結構強い風が吹いても、
発電されなかった。一瞬の風では発電しないのかもしれない。

そこから、東西線の線路沿いに自転車を進める。
このあたりは、専門学校が多い。
TCA(東京コミュニケーションアート)のドッグカフェがあった。
昔は、中途半端な安売り店が点在していたが、今はなかった。
しかし、昔からの古い商店は健在。
新興住宅地であっても、昔から住んでいるところは、
他の下町とそうは変わらない。
西葛西寄りで、手作りケーキ屋を発見。
店内はこじんまりとしていて雰囲気は良かったが、
何か匂いがケーキ屋らしからぬ感じがした。
なにかアロマか何かなのか、それとも芳香剤なのか。
以前帝国劇場で、食べそびれたニューヨーク・チーズケーキを食べる。
「濃厚」という感想につきる。
西葛西からは、「いつもの道」を走ったが、
書泉西葛西の跡はまだそのままだった。

葛西でも西葛西でも感じたが、新しいビルやお店が出ている半面、
潰れた店や、空きテナントも目立った。
以前はすぐに埋まっていたような気がしたが、
これも「不景気」というものなのだろうか…。