花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(115) 南風と太陽

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葛西から西葛西まで、ゆらゆらと自転車に乗って
最後は、いつもの道すがらで、なじみのネコと遭遇。
茶トラとシロのネコが2匹。少し遠いところにも1匹いた。

いつもは、夜中に会うことが多く、姿・形などはあいまいだったが、
晴れた日の少し暖かい午後とあって、ちょっとマッタリとしていた。

おそらく、誰かが餌付けをしているのであろう、
体格は結構良く、人に対しての警戒感も薄い。
むしろ、まだ若いので、好奇心が強いのかもしれない。

棒切れを使って、遊んでみる。
茶トラは、少しビクビクしながら、そーっと前足で棒を捕まえようとする。
シロは、構わず、ガッとわしづかみ、噛み付きにくる。

時折吹く南風は、冬を告げるものであっても、身を切るほどではなく、
海の近くとあって、すこし心地よい。風と枯葉がまとまって身体にあたるため、
人もネコも、風下に首を向ける。

天気も良かったので、写真を撮ってみる。
茶トラは遠くからしか撮れなかったが、
シロは結構、近くで撮れた。
太陽に向かって、物思いにふけ、
かつ、このふてぶてしさが大物を予感させる。
さすがに最後の一枚は、シャッター音とランプの光に驚き、
ネコパンチを食らう。