花鳥風月記

流れる水に文字を書く

日本国憲法百景 (77)

白鵬が負けて大泣きする4歳児

不祥事が続いて人気にかげりが出ている、大相撲九州場所で、
一番の注目は、安馬大関昇進がかかった取り組み。
先日、最もヤマ場とされる横綱白鵬との一番があった。

姉の家では大相撲が人気である。
もともとのきっかけは、姪っ子の生まれたばかりの姿が
朝青龍に似ていたことから親近感がわいたそうである。

今や4歳児となった姪っ子は、白鵬が一番のお気に入り。
電話で、祖父(私の父)とのテレビ観戦を同時に楽しみながら、
半ば、祖父(安馬)対姪っ子(白鵬)の同時対戦の様相を呈したようである。

結果は安馬が勝ったのだが、
姪っ子は勝負が終わった瞬間から大泣きしたそうである。
それも、誰が止められることもなく、延々と泣き続けたそうである。

世の中には「判官びいき」というものもあるが、子どもにとってみれば、
いつも強い存在が「父」のような存在にも思えるのかもしれない。
だから負けたことが、どことなく「かなしくて・さびしい」という感情を
あらわにしたのではないかなあ、と思った。

白鵬よ、君は負けても、こんなに想ってくれるファンがいて幸せじゃないか。
でも、できれば勝ってくれ…。


第七十八条 裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと
      決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。
      裁判官の懲戒処分は、行政機関がこれを行ふことはできない。