花鳥風月記

流れる水に文字を書く

日本国憲法百景 (91)

東京でも、地方。

東京には、各地方の新聞の東京支社があり、
なぜか銀座・有楽町界隈に多い。
昔、朝日新聞や読売新聞といった主力紙が
そこにあったのがきっかけかもしれない。

一方で、昔、東西線からJR東京駅に向かう
コンコースに目立っていたのが、
「東京の地方紙」東京新聞の看板。
ここはなぜか、品川駅の近く、港区港南にある。
※その後、2006年に日比谷に機能移転し、
品川は「分室」扱いになったそうだ。

実は、東京新聞の実態は「中日新聞社東京本社」である。
「名古屋のプラウダ」と個人的に勝手に呼んでいる「中日新聞」の傘下にある。
詳しい経緯は知らないが、当時の東京新聞の経営が傾いた時に
中日が買い取ったか支援をしたらしい。

なので、やや本当らしい話では、領収書が
東京新聞社」では取れない、とのこと。
その話を聞いたときには、東京の会社でも、
「領主様」には逆らえないもんなんだなあ、と思った。

購読はしていないが、東京新聞はわりと評価している。
今もあるか分からないが、日曜日の「大図解」は面白い。
まあ、社説は「名古屋発」な感じもあるが…。

最近、中央と地方をめぐる話題が尽きない。
要は、中央の統制と調整が効かなくなっていること、
地方もある種の破綻に恐れながら、変わろうとしていることがあるのだろう。

東京の「地方」の活力は、どこにある?

第八章 地方自治
第九十二条 地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、
      法律でこれを定める。