花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(132) 東京駅~虎刈り頭をポンと叩いても文明開化の音は鳴らず

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出先で散髪しようと思い、いろいろ探してみた。
ここ最近は、700円理髪のお店にやっかいになっている。
今回は、寄るタイミングを逸し、かつ忙しいさなかの休日とあって、
他店に行こうと思った。

先ずは銀座・有楽町。かつてはサラリーマンの庶民的な店が集った
交通会館ビルならば、と思い入る。
3階にあったが(その時点で覚悟していた)、調髪料は4,800円だった。
確か地下には庶民的な…とおもったが、いつの間にかオシャレっぽくなっていた。

とぼとぼ東京駅まで歩き、東京駅ならばサラリーマン御用達が
あるだろう、と期待。実際あった。
東京駅から続く線路に張り付くようなたたずまい。
値段も2,500円と良心的。しかし、独りで切り盛りしていたらしく、
予約がなく、入れず。少し待とうとしたが、お店は5時半で閉店。
店の名刺を貰ったが、朝7時半からの営業。
確かにサラリーマン御用達。

東京駅の摩天楼と工事中の駅舎を尻目に、
さらにとぼとぼ、東京駅地下街を歩き始めたら、
QBハウスを発見。よく駅で見かけるので、入ってみよう。
10分1,000円だが、実際は10分以上かかっている場合もある。
時間の短さが売りだが、実際に混むと、30分以上待ち、
クイックのありがたみが薄れる。今回は夕方だったので、
店外で一度待たされて、人が減ってようやく入店。
1,000円のチケットを購入。あとはじっと待つ。

流れ作業、というか何か葬儀の時のような、
いずまいを前の人に倣いながら、鏡のうらのワードローブに
服とカバンを置く。

自分は、巡り合わせが悪かったせいか、
みごとなタイガーカット(虎刈り)だった。
スースーする頭を撫でながらイノダコーヒーへ。
「アラビアの真珠」を楽しむ。
その後、またふらふらと、オアゾにある丸善へ。

時間は結構時間はかかったが、どこか実りのない感じがした。
休みを充実させようとする気持ちが先走ったか…。