花鳥風月記

流れる水に文字を書く

少年メリケンサック

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銀座・丸の内東映にて。

テレビには、あまり縁がないので、
あまり宮藤官九郎の作品を観たことがなかった。
きっと、作中のどこかしこに、分かる人には分かる
彼ならではのスパイスがあったのかもしれない。

まあ、それを除いてみても面白かった。
音楽レーベルに勤める契約社員の栗田かんな(宮崎あおい)が
ネットで見つけたバンド「少年メリケンサック」を探しあてたら、
メンバーは中年となって変わり果てた姿になり、
そこから「復活」ツアーを組むドタバタなロードムービー

ちょっと「型にはまり」感がなくはないが、
それが、もしかしたら「宮藤ナラティブ」なのかもしれない。
慣れたら、きっと面白く感じるのだろう。

どことなく、高校生の頃を思い出させるような映画だった。
まあ、けっしてパンクではなかったが。
しかし、エンディングの「守ってあげたい」は
正直ベストチョイス、と思った。この年代として。