花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 さぼうるのナポリタン@神保町

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今日は仕事を昼過ぎに終わらせて、ふらっと神保町へ。
またもや片岡義男ナポリへの道』につられ、
さぼうるでナポリタンを食べる。

神保町ではいつも「ミロンガ」に行くが、たまにここに寄ることがある。
雰囲気は申し分ないが、個人的には、ちょっと狭い感じがある。
実際は、最初「さぼうる」へ行き、スパゲッティを食べたい、といったら、
隣の「さぼうる2」へ案内された。セット(800円くらい)を注文。

出てきたナポリタンは、まさに王道を行くもの。
中細くらいの麺に、ケチャップの酸味を残すような濃い味わい。
お皿は決して大きくはないが、カキ氷のように山となって聳えている。
最初はそのままで食べ、途中から粉チーズとタバスコを振る。

正直タバスコは要らなかった。
どこよりも赤いその姿が、蒸し暑い一日を忘れさせるような塩分補給になる。
まさに唇を朱に染めて食べる。
食べていく途中で気づいたが、やはり山盛りにするために、
下のほうは、麺をトルネードさせているんだなあ、と。
視覚と味覚で満足感の高い逸品だった。
ごちそうさまでした。