花鳥風月記

流れる水に文字を書く

スティーブ・ペリー

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いわゆるロックの世界で最も優れたボーカリストといえば、
ティーブ・ペリーではなかろうか。
すごくうろおぼえなのだが、あのハスキーボイスを作るために、
海に向って歌い続けた、なんて話も聞いたことがある。

ジャーニーをメジャーにした立役者。
ソロアルバムの「ストリート・トーク」も売れ、
たしか自動車のCM(カルタスだったか)にも使われた。
シェークスピアに凝り、ちょっとやりすぎな演出もあるが、
彼の笑顔が京唄子に似ているので、まあ許そう(笑)。

その後、十年程の空白があって、発表された「ストレンジ・メディスン」も
彼の持ち味をしっかりと出した名盤だった。
それからというもの、ほとんどその声を聴かない。

ジャーニーには、アーネル・ピネーダという、これまた良いボーカリストも入り、
ちょっと気になるところだが、今年60歳を機に、新たな動きもあるかもしれない。
新譜を気長に待とう。