花鳥風月記

流れる水に文字を書く

OPV

イメージ 1

聞いた話では、タイトルを言って券を買いづらい人のために
「OPV」で買えます、とのことだったので、「OPV1枚下さい」と言ったら、
おっぱいバレー1枚ですね!」とマイク越しに言われた、とのこと。

銀座の丸の内TOEIにて。臆面もなく、タイトルを言って購入。
封切り後、しばらく経っていたので客は多くなかった。平日昼間だし…。
5月は忙しく、4日目の休みで、今月初の映画。

昭和54年の設定で、弱小バレーボール部が教師の「魔法の約束」で変わっていく。
「志」とはまさに「もののふの下心」にふさわしいストーリー。
で、そこに青春映画のスパイスをつけよう、という感じだった。

特にどうこう、ということはないが、恵まれていて、不幸なのは、
いろんな会社のタイアップが沢山あったことだ。
ヤッターマン」でも感じたことだが、作り手にTVドラマの手垢のついた
派手な演出があると、それ自体が陳腐な感じを受けてしまう。
例えるなら、TVで食わされる常食「カップヌードル」が、
映画館で「カレーヌードル」を食わされたような感覚に陥る。
TVに慣れたり・毒された人には、その方がいいのかもしれないが…。

かえって支援企業も少なく、低予算のチープな環境の方が、
より高品質なものに仕上がったのではないだろうか。

映画はそこそこ良かったので、
何でもかんでも「売り込み」は徒(あだ)だなあ、と思った。