花鳥風月記

流れる水に文字を書く

村上修一写真展 奇祭―トカラ列島・悪石島―

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少し前に終わってしまったが、銀座のニコンサロンにて。

ヤマト文化と琉球文化、そして海洋文化の交差する
「絶海の孤島」の祭りに焦点を当てた展示になっている。
人々の「ハレ」の風景をモノクロ写真に収めている。

そこにはアレ・ブレ・ボケといったものではなく、
写実的な表現の中からでも、その「異文化」とも言える
奇祭のイメージが刻印される。

何となく「なまはげ」を想起させるようないでたちが印象に残った。
日本の中の「異文化」は博物館に収まることなく、伝承してほしい、と思った。
それがモノクロ写真の含むメッセージなのかもしれない。