花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 喫茶つかさ@高田馬場

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夏の昼前、早めに高田馬場に着き、靴のリペアなど用事を済ます。
それでも時間があったので、どこかでお茶でも、と思った。
いつも行くエリアからやや逆方向でもあったが、
15年近くいて、一度も行ってなかった喫茶店を思い出したので、入ってみる。

早稲田通り沿いのお店は、割りと奥行きが深い。
ここも、入口とは好対照な広さを感じる。
もっとも座席の配置の心遣いか、フロアがおよそ一望できる。
何回か店内改装したのか、おもむきは若干、カラオケスナックのそれに近い。

とても暑い一日だったので、メニューを見ずにアイスコーヒーを頼んでしまった。
目の前のテーブルは、やや懐かしいゲーム機タイプのそれ。
今はもう、インベーダーではなく、きっと麻雀だろうと思うが、
電源は入っていない。

やや暗くなった店内に、入口の刺すような陽射しがコントラストをなす。
「今日は暑いですね」というありふれているが、最近なかなかない世間話も混ぜて
ちょっとだけ読書。