花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(159) 変わりゆく風景 銀座・秋葉原

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青森の新聞を銀座で買って、ちょっと休憩、と思い
銀座コロラドにいったら、閉店していた。
賃貸ビルの契約がらみか、軒並みお店が消えていた。

コロラドは、穴倉のような店の雰囲気が良かったのに…
「閉店の挨拶」のコーヒーの絵が印象的だった。
ああ、好きな風景が消えて行くなあ、
と思いながら、少し感傷に浸る。

その後、秋葉原まで足を伸ばす。
ここは日に日に変わって行く。
今度は高架下の「六花撰」がなくなっていた。
だんだんと、「昭和」の活力を代表するようなものが
消えていくのが悲しい。

時間は止まることはないにしろ、
この頃は、そのスピードが速く感じる。
それは、いろいろなものを知っているからこそ
そう感じるのかもしれない。
歳を取ったんだなあ、と感じる。

しかし、そんな気持ちを引き締めようと、
秋葉原から竹橋まで歩いて行く。