花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 長崎2日目その3

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軍艦島クルーズを終えてから、路面電車に乗り、
大浦天主堂へ足を伸ばす。
途中、お腹が空いたので、角煮まんじゅうを食べる。
もはや長崎名物というより、コンビニでも売っているため、
あまり感慨が沸かなかった。

大浦天主堂は、日本最古の木造教会のため、国宝になっている。
そのせいか、観光スポットとしての「存在意義」が目立ってしまっている。
坂道に土産物屋が多いこと…。
天主堂の向かいに大浦教会があったが、ここも土産物屋をやっていた。

天主堂は、そういった俗な雰囲気とは階段を隔てて佇んでいた。
白い塗料がすこし剥げかけた、落ち着いた雰囲気で、
正面の聖母像がまだまだ暑い夕刻の中で、凛とした空気を漂わせていた。
遅めに行ったので、見学者も少なかった。
欧米風のバックパッカーっぽい人に撮影を頼まれた。
日本語でお願いされたが、「撮影禁止」は分からない?ふりをして、
館内の写真をバシバシ撮っていた。
館内には、以前も見かけたような大き目の扇風機が首を振っていた。
天井近くのステンドグラスは、まだまだ強い夕刻の日差しをとおし、
構内の装飾物にあたり、ゆらゆらと揺れていた。
何人かの人が訪れ、祈りを捧げているところで、席をたつ。

のどが渇いたので、大浦天主堂近くの「水出しコーヒー」の看板につられて
「TIME」という喫茶店に入る。ビルの2階。若干分かりにくいところにある。
客は自分も含め2人しかいなかった。
早速水出しコーヒーを頼んだが、
いきなりドリップで湯を注ぎ始めて「えっ」と思った。
それでも、マスターは「水出しです」と言っていたので、
何か別のものを淹れていたのだろう、と理解した。
確かに飲んだコーヒーは、味にカドがなく、水出しのそれを感じた。

そこから今度は、昨日に続いて、眼鏡橋へ行く。大きな白鷺がいた。
匠寛堂というカステラ専門店へ行った。
ここは、長崎以外に店舗がないところで、ホテルの人に紹介してもらった。
皇室にも献上するカステラも作っているとのことで、
最高級のものがどんなものか見てみたかった。
試食をしたが、たしかに美味い。ということで、奮発して購入。

そこから、昨日いった「南蛮茶屋」の向かいに気になるお店があったので、
入ってみることにした。
路面電車の形の「きっちん せいじ」。
入ってみると、修学旅行などの学生が好んで入りそうな洋食屋だった。
入った瞬間、「眼鏡橋のところにいましたね!」と奥さんに声をかけられた。
やはり、旅行者を相手しているので気さくな方が多いのだろう。
ここでも、王道のトルコライスを注文。
テーブルには、自家製のマヨネーズがあった。
壁面にはびっしりとマンガ本が置いてあった。
時間つぶしには、丁度よいのだろう。
かつて「マンガ喫茶」が流行る前はこういったお店もあった。
20年近く前、大阪・淀屋橋に行った時にも見かけた。
こち亀」第1巻が目に留まったので、読んでみる。
手作りマヨネーズは美味しく、付け合せの味噌汁はしょっぱくてグッドだった。
そこから、アルコールを注入したいと思い、街中をあるく。

「蛍の茶屋」という地元の人が多そうな飲み屋に入る。
暑かった一日だったので、生ビールがとても美味い。
突き出しのきんぴらごぼうが色は薄くとも味がしっかりして美味い。
手作りの良さを感じる。
メニューには、呼子イカがいくつかあったので、
イカの刺身を頼む。食感がこってりして美味い。
カステラの出費が結構響いたので、2,000円ほどで切り上げる。