花鳥風月記

流れる水に文字を書く

阿修羅展

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九州国立博物館にて。
東京では大変な人ごみ、とのことで敬遠していたが、
たまたま旅行の際、博多で実施中、とのことで、
太宰府天満宮に行ったあとに寄る。

九州だから東京より空いている、と思ったのが甘かった…。
長蛇の列は、「動く歩道」すら止めていた。
チケット購入後、「3時間待ち」を言い渡された。

博多の残暑は、容赦なく陽光がヒリヒリさせる。
テントを繋げて通路をつくり、ミストシステムで、
若干の涼はあったものの、まさに「苦行」だった。

まあ、なんとか2時間弱で入場は出来たものの、
館内にはいってから会場に行くまでが、また待つ。
博多のお祭り映像が流れていて、いまはなき
太知喜和子や筑紫哲也が映っていた。

今回の展示のメインは阿修羅像。
観る人の殆どがそこに集中し、
納得したら、他の展示をサーッと見て帰って行く。
まあ、そんなモンなのかもしれない。

阿修羅像は以前どこかで観た記憶があったが、
再び観ると、とても小さく思えた。
そもそも「少年」の像でもあるので、
今回はどことなく「あどけなさ」を感じた。

ただ、そこの観客の流れを促すためにスタッフの人が
「それでは数をかぞえるごとに右に回って下さい!」と
い~ち、に~、さ~ん、と落ち着いて見ることが出来ない。
結局、2回転した。
その後、他の展示を(四天王など)サーッと観て、会場を後にした。