花鳥風月記

流れる水に文字を書く

色即じぇねれいしょん

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シネセゾン渋谷にて。
みうらじゅんの自伝的小説の映画化。
もう、それだけでサブカルの臭いプンプンかと思ったが、
観てみると、その部分もありながらも、70年代へのオマージュ、
といった感もあった。

時期的なところでいえば、「パッチギ」への意趣返しとも思える時代設定。
やはり京都を舞台にしながらも、喧嘩に明け暮れることや、
スポーツに打ち込むことのない、文科系男子のモンモンとした性への思い、
告れない憧れの女の子、今ひとつぱっとしない周りを、
隠岐島ユースホステルという「楽園?」に解放を求める。

そこで出会ったオリーブとの、またもやモンモンとしたなかで、
次第に自分が変わってゆく。
手にしていたギターと、武器になった自分の唄を引っさげ、
法然上人が見守るステージへ…

まったく力のいらない楽しさがあった。
音楽も心地よかったので、サントラを購入。

カウンターに「仏像かえるちゃん」があった。