花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 逆・松井秀喜 @高田馬場プリモ

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ニューヨーク・ヤンキース松井秀喜は今年、レフトからDHに役割が変わった。
DH(指名打者)は、日本のパ・リーグにもある。
打撃が本職でない?ピッチャーが立って打線の切れ目があるよりかは、
もっとゲームが楽しめるといった観点なのだろう。
しかし、松井自身は、このコンバートに関してはあまり納得できてないだろう。

人は「役割」を明確にすること・されることでモチベーションが変わる。
「センターで5番」が自分の持分ならば、そこに精一杯の努力もあるだろう。
しかし今回の「DH」は明確に「されてしまった」、つまりは持分を奪われたということが、
一抹の敗北感・屈辱感を抱えながら、チームの勝利に貢献しなければならないという
二律背反の中にいる。当然、オフシーズンには自分が持つ「愛」とは裏腹な「決断」も
下される運命にもある。

久々にプリモのプリンを買う。
容器が変わって小さくなる。値段は変わらなかったが…。
どうやら、今年一月から、プリン専門店から無添加スイーツの店に
リニューアルした、とのこと。

確かに店先のショーケースは少し奥に移り、来客への気配りが伺える。
お店の顔ぶれも記憶とは異なり、あの女性店長らしき姿はなかった。
調べたらチーズケーキで有名なパティシエが来た、とのこと。

良くなったのかどうなのかは、これから分かるのかもしれないが、
個人的には専門店時代の、原材料の高騰に悪戦苦闘していた頃の
お店の方が印象に残る。
勿論、今のプリンも以前と味は変わりないが、
あの時のプリンの方が、食べたときの充実感(量的にも)があり、
季節のプリンも楽しみではあった。

プロの仕事は、常に厳しい眼に晒される。
その中で、新たに自分の「本分」を見つけて競技を続けるだろう。
プリモも、新たな「本分」を見つけている過渡期とは思うが、
やはり主力はホームラン級であってほしい。