花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 石庫門@高田馬場

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

「せっこもん」と読むらしい。
稲門ビルの地下1階にある。
昔、ここには庶民的なお店が何件もあり、
そのいくつかはお世話になった。

いつの間にか、この店のような、ややリッチな感覚の店が入っていたのは意外だった。
店内は、往時のいくつかの店を繋ぎ合わせて、かなり広い。
しかし、それなりに苦心しているようで、坦々麺が売りのお店が、
なぜか「ぎょうざ」の暖簾がかかっていた…。

セットメニューを頼む。ついでに餃子も頼んで1,000円ピッタリ、
と思ったのだが、じつは大きな金額表示は外税表示で、ちょっと躓いた。
イマドキ珍しいなあ…と…。

四川セットとして、四川坦々麺と麻婆飯or炒飯とザーサイがつく。
辛々を避けたいと思い、炒飯を選ぶ。

出てきた坦々麺は、ものすごく赤々しかった。
四川だから、相当の辛さを覚悟したが、さほど感じなかった。
若干、唐辛子の粉末感が、スープを飲むときむせた。
坦々麺のインパクトがありすぎて、炒飯の味が分からず。
味の分からなさが、かえって坦々麺の辛さ休めになってくれた。
少し遅れてきた餃子は、カリ・トロのつくりだったが、
これも坦々麺の辛さが災いして、味がつかめず。

辛くて食べられない、ということもなく、
スープまで飲み干せそうだったが、きっと胃にくる、と思いやめる。
食べ終わるころには、頭頂部からの発汗が収まらなかった。
丁度、寒い日だったので、身体は暖まった。
寒い時は、こういったものに限る。