花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 パスタ・デ・ココ閉店@高田馬場

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いつもながら、遅めの昼食に早稲田通りを徘徊中に、
貼り紙が貼ってあったのをはたと見た。
「6月1日をもって閉店…」
早い幕引きだなあ、と。
確か1年経ってないんじゃないか…。

昨年末までの100円割引券は大いに活用したものの、
その後割引特典がなかったので、少し足が遠のいた。
確かにいつ行っても混んでるわけではなく、逆にそれが有り難かった。

あんかけパスタの店ながら、やはり「皿ナポリタン」を2L(500グラム)で注文。
勿論、ここはカレーのココイチの別カテゴリ店として、東京に3店舗できたのだが、
結果、ココイチのシステムを使って失敗した感じがする。

カレーの場合、無駄のない明朗さが受けたのかもしれないが、
カレールウやライス・トッピングの量で金額設定を導入したのは数年前。
実は、それ以来ココイチから足が遠のいた。
多く食べる人は結構な割高感を覚えた。
顧客層を女性にも開拓する意味では効果があるのか
はては不況のご時世、牛丼のように安くあげる購入者層を狙ったのか
よくわからない。
しかしながら、それをスパゲッティでやるのは無理があったような気がする。
何しろ、早稲田通りでは、ラーメン店が鎬(しのぎ)を削り、
麺の量は大盛りでも無料、といった価格競争までやっている。
ラーメンを当て込んで、スパゲッティを食べる層も決して多くはなかっただろう。
それよりも、金額が高すぎた。もう少し庶民的でないと。
ちなみに今回は900円かかった。
有楽町ジャポネならきっと「親方」までいける。

ともあれ、出てきたナポリタンは、トマトソースの程よい酸味・甘味があり、
デュラム・セリモナ粉で作られた太麺も嬉しい。
贅沢に使われたソーセージも食べ応えがあり、深夜に至っても腹持ちが良い。
正直好きな店だったが、場所が悪かったか。さては戦略が「イマイチ」だったか…。
帰り際の女性店員の元気な挨拶が、印象的だった。合掌。