花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(200) 渋谷から新橋へ 銀座線の室内灯は「昭和」の灯火

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UPLINKまで足をのばしても、観る映画もなく、
近くのカフェ・マメヒコにてコーヒーでも、と思った。
セブン・イレブン前に「ここか、マメヒコ」という看板に気付く。
そうか、マメヒコの上にセブン・イレブンがある訳ではなく、
セブン・イレブンの下にあるのか、と。表通りと裏通りで高低差があったのか、と。

夏煎りアイスコーヒー(微糖)700円と、「小豆畑に杏の花よ」550円というパイを注文。
あずきの中にあんずジャムを練りこんで、パイ生地に乗せレアチーズを乗せたもの。
確かにあずきの酸っぱく・甘い、というのは初めて。夏場に良い。
また、レアチーズのまったり感もよく、やや硬めのパイ生地を
柔らか・まろやかにして食べられる。
少々高いが、涼を取るにはちょうど良かった。

そこから渋谷駅の南口を目指す。
ちょっとした思い出のあるライブハウス「渋谷アピア」が閉店になっていたので、
せめてその姿だけでも写真に残そう、と思った。
やはり途中で、よく日テレでみかける虎南なんとかというタレントに遭遇しつつも、
店の前に来て、唖然。解体工事に入っていた。

ああ、チリのフォルクローレ歌手レイナルド・ピネーダとの思い出も
共に崩れてゆくようで…。orz

せっかくなので、富士屋本店で胃をアルコール洗浄しようとおもったが、
開店は夕方5時で、30分以上待つのは不可、と思い、銀座線に乗って新橋へ。

渋谷へ地下鉄がすべる、と唄ったのは、井上陽水の「Tokyo」だが、
銀座線の思い出は、車中のけたたましい騒音と室内灯。
今では冷暖房完備は当たり前だが、以前は、無い車両もあり、
丸の内線と銀座線は、元々が古いので、殆どがなかった。
銀座線は途中で照明も消え、その瞬間に室内灯が点(つ)くが、
あくまで気休め、というか光ってはいるものの、真っ暗は真っ暗のまま、
という記憶が残る。それも今や「昭和」の記憶だなぁ…。

新橋に降り立つ。気温は4時半でも32度…。
今週2回目の立ち飲みや竜馬にて、アルコール洗浄を行う。
定番になった、焼き鳥・ポテコン・中落ち小をつまみに飲む。
今回は、ビールを控え目にして、東京駅まで歩くことにする。

新橋から有楽町へは、ガードの真下を歩く。
気付かなかった場所からどんどん現れる「昭和」…。
ガード下の「登運ちゃん」でいつものルートで東京駅まで。
途中の百果園では、100円棒パインが売り切れていた。
200円棒メロンにする。なぜか気管に入り、むせた。
まあ、ここも「昭和」だな。