愚短想 番外編 福茶庵＠高田馬場
早稲田通りの向かい側で、提灯がいつもかかる福茶庵に行く。
地下にある店舗は、ある種「寄せ付けない」雰囲気があるが、
一歩踏み入れたら、心地よいホスピタリティがある。
看板にあったメニューの「鹿丼温玉のせ」を食べる。
小鉢・お新香・ポテトサラダ・お椀・デザートがついて750円はオトク。
鹿肉は、牛や豚に比べ、カロリーが低く健康的、という印象を持つ。
鹿肉にきのこなどの山の幸と一緒に煮込み、
温玉と紅生姜をのせ、とろみとピリリ、を味あわせる。
すき家の牛丼を食べなれている(おまけにチーズ牛丼！)
自分にとって鹿肉自体は、落ち着いた味だが、それがとても美味しく感じる。
煮込んでいるので、実際の肉の風味は感じなかったが、
鹿ユッケ丼というのもあるようなので、今度はそちらもチャレンジしてみたいと思う。
デザートは、自家製のプリン(ムース)。予想以上に美味い。
料理を仕切る二代目？は、以前、洋菓子屋で働いていた、とのこと。
プリンにしては深いコクがあり、それは「きなこ」を入れているから、とのこと。
このひと仕事がとても心にくい。
ちなみに、鹿肉は、北海道のエゾシカを一頭買いして、年中食べられる、とのこと。
最初はどこかの郷土料理かとおもったら、特にそういったことはなく、
コンセプトは、京風な薄味をベースにしている、とのこと。
常連度数は高そうで、食べている途中に、鳥の唐揚げもサービスしてくれた。
夜のメニューを見せてもらい、やや高めの設定ながら、
懐が少し余裕がある時には、是非行きたいなあ、と思った。
ちなみに夜は、父親がやっているようだ。
確かにどっかのチェーン展開するような「隠れ家」ではなく、
本当の「隠れ家」的な存在。
