花鳥風月記

流れる水に文字を書く

ポリス インサイド・アウト

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渋谷でもう1軒、映画を観る。
学生の時に、よく聴いたのがポリスの「シンクロニシティ
あっという間に解散してしまいましたが、スティングはその後もよく聴き、
コンサートにも足を運びました。後半はお約束のようにポリスのナンバーを
唄ってました。
実際、ポリスの3人の活動というのは、自分と同時期ではなかった感じもあり、
今回の半分ドキュメンタリーは、面白かった。来日の映像も出ていたが、最初の
頃は、いわゆる「聖子ちゃんカット」がいっぱいいたのが、時代を感じさせた。
ただ、無名時代からスターダムにのし上がり、その後、コンサートとホテル暮らし
という流れは、ビートルズのそれを彷彿とさせる。但し、それよりも悲観的でない、
ということと政治的ではないことがちょっとの救いか。
(スティングはその後、環境問題やチリのピノチェトを弾劾する歌も作っていましたが、
それはジョン・レノンに比べれば行動的ではなく、ミュージシャンとしての本分を維持している
印象があり、今では、そういった政治的な発言は寡聞にして耳にしない)
70分程度のフィルムだが、もう少し演奏や個々のコメントなどが聞けたら良かった。
ポリスは来年春に再結成して来日するそうだが、武道館やドーム公演だけは勘弁してほしい。