花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 生豆珈琲焙煎香房グラーノ@中目黒

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ピッツェリアの聖林館(旧SAVOY)の開店を待つため、
商店街をウロウロしたら、小道の奥に煌々と明かりがついていた。
最初は、出来立てのお店で、ちょっと照明が明るすぎるからどうかと思い、
通りすぎたが、コーヒーが飲みたくなったので、入ってみる。

入口には、樽に並べられたコーヒー豆があり、
入口側面には焙煎機。機械は大型で新しい印象。
正面奥はカウンターで、入り口右奥には小さなテーブル席。
テーブル席は、近所のマダム?らしき方々が陣取る。

メニューはコーヒーの種類がいくつも並ぶ。
デザートは、コーヒーゼリーくらい。
とことんコーヒー、のようだ。

カウンターでサイフォンで淹れてくれたおかみさんに
この店の由来を聞いてみたら、
それまでは、中目黒駅前にあり、カウンターだけの小さな店だったが、
道路拡張で立ち退きになり、今年2月にここに移ってきた、とのこと。

使う器具や、カウンターテーブル、椅子が年季が入っていたので、
聞いてみたら、前の店のモノを移した、とのこと。
こういうところは好感が持てる。
ただ、ちょっと照明が明るすぎるかなあ、と。
もうちょっと薄暗いといいのに…、

キリマンジャロ・キボを飲む。500円。値段は良心的だと思う。
やや軽く、酸味のある味わいは、少し眠気を取るにはちょうど良い。
コーヒーは美味しく頂いた。季節によっては水出し(ダッチ)もあるらしい。

珈豆香蜜というものがあったので、聞いてみると、
マスターが知り合いのはちみつ屋さんと開発したものらしい。
はちみつにコーヒーを入れてあるそうだ。
コーヒーゼリーと共に試食させて頂いた。

色的には、黒蜜ににているが、黒蜜のようなしつこさがなく、
すっきりとした甘味がある。
アイスコーヒーのシロップにも良さそうだ。
せっかくなので購入。380円。

あとで、「食べログ」を見たら、ここの焙煎がえらく酷評されていた。
確かに、店の規模からいえば過分に大きく、最新型?のような印象だった。
もっと旧式でじっくり煎ってた方が良いんではないか、と正直感じた。
勿論、その煎り具合は、熟練仕事でないと評価されないだろうし、
味の是非については、コーヒーは特に厳しいものが出る。

しかし、2月に移転して、ひと月後(訪問時点が3月)での評価は、
正直、可哀想だなあ、と思った。
思うに、絶対、機械が馴染んでないのと、使いこなせてないのだろう。
機械に頼りすぎているのかもしれない。
勿論、納得のいくものが出せるまで売らない、ということも必要だろう。
自分が作ったものを毎日飲んで確かめたら、間違いはそんなに起きないはずだが…。
標的となってしまったマスターと話をしなかったので、分からないが、
確かにおかみさんとのホスピタリティの違いは歴然だった。
その辺から、何がしかの原因がつかめそうな感じだが…。