花鳥風月記

流れる水に文字を書く

荒木経惟 『いい顔してる人』

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先日、恵比寿の東京写真美術館にて購入。
amazonでは、大抵の本は帯は取られて画像化されているが、
この本は、さすがに帯があった。

「天才アラーキー」の異名を持つ写真家が、
酒を飲みつつ、饒舌に語った内容を本にしている。

顔を「究極のヌード」として、その被写体の生と性に迫る。
最も美しい表情は何か、そして何気ない表情はどう撮るか。
自信の経験をもとに、簡明に、というか直感的に書いている。

荒木の写真を観ていて、色々感じていたことが、
この本を読んで、「なるほど」と確信に変わった、
そんな一冊だった。