花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(212) JAXAi閉館

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東京駅にあるオアゾビル。
丸善がある向かい側には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の
インフォメーションセンターがある。

なんでこの場所に、と思う程度だったが、
ちょっと前に有名になったことがあった。
事業仕分け」の対象になっていた。

どうやら長くはないな、と思い、せっかくなので、言ってみた。
案の定、年内(12月28日)までで、間に合った。

はやぶさ」成功に沸き、
「あかつき」のお手つきにがっかりしたタイミングだった。
中に入ると、スタッフが一人、熱心に来場者に説明していた。
しかしながら、聞いてる人は、「?」の連続のような表情。
どうやら、この時間(19時ごろ)は、その人一人しかいなかったようだ。

展示物は、ロケットの実物や、宇宙服のレプリカ、
それから宇宙に持って行ったものなど。
ま、体の良い企業PRとも受け取れなくもないが、
目玉というような展示物は何もなかった。
たしかに「無駄」といわれても仕方ないような…。
淘汰されるところとは、こんなものなのだな、と
寂寥の念、禁じ得ず、宇宙服の模型と別れの握手をして、
その場を去る。滞在時間、10分弱。