花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 あべちゃん@麻布十番

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六本木で写真を見た後、歩いて麻布十番まで。
といっても、さほど距離があるわけではない。

やや寒い一日とあって、更科堀井あたりで、
鴨せいろなんかを、と思って、店先をみたら、
1,750円という、立派すぎる金額のため、断念。

昔から気になっていた、この店に行くことにした。
麻布十番温泉にあった「越の湯」は、小学生の時初めて行き、
その後、10年くらい前から再び行き始めた。
残念ながら、今はもう閉店となって、駐車場となってしまったが、
近くの交差点で感じる、ごま油の匂いと、
店先で焼く焼き鳥の煙と、2階まで賑わう雰囲気が
気になっていた。

5時前くらいだったので、まだ、お店は落ち着いた感じだった。
それでも、けっこう前方の席は埋まっていた。
焼き鳥は1本160円で2本から、という
高田馬場の相場からみると倍の金額であった。
5本の盛り合わせ800円を注文。
焼くのに時間がかかる、とのことで、
「すぐでるもの」で牛もつ煮込みを頼んだ。550円。

もつ煮込みは、今まで食べた中で、一番美味い。
もつが、ふわっとしていながらも、煮すぎず、しっかりと噛めた。
味は、脂を感じつつ、しつこくなく、後を引くような甘さがある。
酒も良いが、ご飯プリーズ!と言いたくなる。
実際、ご飯の注文もあるようだ。

焼き物は、すべて塩味で頼んだ。
意外と大きく、食べ応えがあった。
焼きたてのため、柔らかく、歯応えが良い。
あまり焼きすぎないので、肉の味わいも感じられる。
但し、その分、ネギがやや辛めになってしまう。

生ビール(中)520円を2杯で、合計2,310円。

生を1杯で終わらせたら、2,000円以内に収まったが、
もつ煮込みを最初に一口食べたときに、それは諦めた。

下町ックな人間にとっては、金額はやや高めだが、
クオリティと満足度は高い。