花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 三朝庵 融通そば@早稲田

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やっとの初詣@穴八幡。
参道は、今年は工事が終わっていたようで、
綺麗な鳥居が聳えていた。

参拝客は少なくなりながらも、
露店はまだ、正月の余韻を残していた。

例によって一陽来復を、石巻の友人宅に送る。
穴八幡を辞した後、やはり避けて通れないのが、
三朝庵の融通そば。寒いからなおさらのことだった。

今回は、少し奮発して、きつねそばにする。600円だったか。
壁面のショーウィンドウには、お歴歴のサインが並ぶ。
ほどなく、そばが出てくる。
「ゆず粉はいっぱいふってね、縁起物だから」といわれ、
ザザっとふりかける。

関東の王道である、濃い目のつゆに、
小ぶりながら、味の沁みこんだきつねあげが美味い。
そばは、濃いつゆにすぐに染まりそうなくらい、白い。
量は決して多くはないので、あっという間。
ケトルに入った「そば湯」は、どう飲むか迷ったが、
湯のみの茶を空けて、入れて飲む。ほんのりとした塩味。
そこにもゆず粉を入れて飲む。

店を出たとき、ようやく正月が来た、と感じた。