花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 賢者と貧者の知恵 東京スパゲッチ@高田馬場

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うどんの楽釜製麺所の上にできた。
急な階段を上ると、券売機が鎮座している。
600グラムまでの増量が無料というのは、
学生にとっては福音であろう。
ナポリタン好きな自分にとっては、
「パスタ・デ・ココ」が閉店してからの待望の開店でもあった。

やはりここは、「王道ナポリタン」を注文。580円。
開店したばかりで、賑わっていた。
出てきたナポリタンを口に入れる。
ああ、アルデンテ…。

大河原遁王様の仕立て屋」の中で、
アルデンテなスパゲティは、貧しい人間の知恵、
というのがあったことを思い出した。

確かに噛み砕くことで、満腹中枢が刺激されるのかなあ、と。
「東京」とありながら、チラシには
「食べ残しは許しまへんでえ」とあったので、出自は不明。
調べたら、楽釜や270円メニューの東方見聞録と同じグループだった。
それでか、スタッフのホスピタリティの高さは…。

仕入の仕様もグループ内だろうから、
良心的コストの商品が提供できるのだなあ、と。
ただ、どうしても有楽町ジャポネとの比較をしてしまう。
アルデンテな麺もそうだが、粉チーズもオリジナルで、
正直パルメザンとは懸隔がある。
やや匂いがキツく、風味というか味に深みが欠けた。
ま、それは慣れれば良いだけのことだろう。

ちょっと麺の硬さが気になったので、後日再訪。
やはり、アルデンテは「気まぐれ」だったようだ…。