花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 無思想の思想 TORAYA Café@六本木

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映画を見るまでに時間があったので、
お茶と読書を、と思い界隈を散策。
意外にも六本木ヒルズのエリアに飲食店が散在している感もあり、
思うように見つからない。

一旦通り過ぎたが、引き返して入る。
和菓子屋「とらや」のカフェらしい。
吉野葛を使ったプリンなども興味があったが、
なにぶんにも、高い。さすが、なのか…。

180円くらいで食べられるアンパンは、
既に売り切れ、とのこと。そうだわな…。

カロン付きのコーヒーを頼む。630円。
カロンは、マスカルポーネ?に
あんペーストの入ったもの、とのこと。

カロンってなんであんなに高いんだろう、といつも思う。
確かに、口当たりも味も柔らかで、上品なスイーツではあるが…。
平日午後でもあるので、まあ、空いていた。
落ち着いて読書、という流れだったが、今ひとつしっくりこない。
なんでかなあ、と思いつつ、はたと気づいたのは、
壁がツルツルだ、ということ。
いわゆる上品でおしゃれな空間ではあるのだが、
壁になにもない。とにかくツルツル。
ゴチャゴチャとした中で背中を丸めて本を読むことに
慣れている自分としては、腰が落ち着かない。

この喫茶は何色に染まる、ということなしに
「染まらない」確固たる意思が感じられた。
う~ん、打ち解けられないのかもしれない…。