花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 ラスト熱燗@門前仲町 魚三

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桜も散りぬる春というのに、
小雨降る夕方は、肌寒い。
朝5時起きの早番の帰りは、門仲で降りて、
ひと時の晩酌。

ビールも飲みたかったが、今季最後の熱燗かなあ、と。
魚三の熱燗のコストパフォーマンス(180円)は良いし…。
熱燗は3杯。中落ち、あなご天、まぐろ刺し、イカ天、煮込みで
合計1,880円。ほんと奇跡に近い。

大女将から「熱燗っていっても、アツイわけじゃないのよ!」と
お小言をもらいつつ、飲む。それがこの店の風景。
しみじみのむオジサンと、元気の良い若い人(若い人ぶっている人)
様々が入り交じり、夜が更けていく。

良く見たら、たばこは灰皿をカウンター下に置くマナーがあるらしい。

今日は、まぐろ刺しがとても美味かった。
イカ天も、楽々と噛みきれるくらい柔らかい。
とと屋が元ならでは、と思った。