花鳥風月記

流れる水に文字を書く

大木家の楽しい旅行 新婚地獄篇

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豊洲ユナイテッド・シネマにて。

豊洲ららぽーとは2度くらい行ったことがあるが、
さほど詳しくは見ていなかった。
キッザニアも隣接した複合施設ということで
1日いても飽きないだろうと思ったが、今回も映画館だけしか利用しなかった。
きっと2日で飽きるかもしれない

月曜日の夕方4時、ということもあってか、封切り3日目でも、
観客は7人しかいなかった。それでも見に来た人は、
きっと前田司郎ファンであろう、といった印象も受けた。

原作を読んでいたので、どんな映像化がされるのか、
期待と不安が半々だった。
但し、脚本は、前田本人が手掛けているので、
大きな逸脱はないだろうと思った。

倦怠期のまま新婚生活を始めた夫婦が
炊飯ジャーが盗まれたことが縁で、
地獄へ1泊2日の新婚旅行へ出かけるという内容。

実際、映像化された内容は、ほぼイメージとおりだった。
特にホテルやビーフシチュー温泉のシーンは、
読んだときのイメージがそのままだったので、驚いた。
もっとも、そんなシュールな設定自体にバリエーションは
果たしてあるものなのだろうか、とも思ったが…。

映画化された、ということもあり、若干展開がハートウォームな
感じがしたが、それはそれで良いのではないか、と思った。
また、映画そのものが「舞台」のような予定調和のとれた、
なんというか「手堅い」作りだったのが印象的だった。