花鳥風月記

流れる水に文字を書く

東京国際ブックフェア 2011 その2 メディアの元気度

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大沢在昌の講演会の後、会場に行く。
東京国際ブックフェアの会場の西棟は、
教育ITソリューション、国際電子出版EXPO、ライセンシング・ジャパンなど
様々な展示会が行われていた。
東棟にも、文具やギフトの展示会もあったようだ。

幾何学的な構造物の中、たくさんの人が行きかう。
VIPルームに行ってみた。
ま、赤絨毯に白いソファーがあったが、
ちょっと気張った休憩所、といったところか。
オレンジジュース(なっちゃん)、ウーロン茶、コーヒーがセルフサービス。
長時間歩いていると、確かにこういった場所はありがたい。

会場の規模は大きくなっているような気がするが、
ブックフェアとしての規模はどことなく小さく感じた。
むしろ、電子出版の方が使っている電気もあるが、熱気があった。
去年から、電子ブックが増えてきているので、注目度も高い。
それがゆえかもしれないが、どこも似たり寄ったりだった。

本が2割引、ということもあり、購買を楽しむことにした。
しかし、岩波書店は定価販売。おまけに新刊本が少ない。
どんだけ殿様商売なんだろう、と思った。

また、人文系の中小出版も少なかったような気がする。
やはり近年の情勢は厳しいものがあるのかもしれない。
東日本大震災のコーナーもあり、そこにはあの
石巻日日(ひび)新聞」が貼られていた。

会場を一周して見て回るだけでも、メディアの元気度がなんとなく見えてきた。