花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 がんこラーメン@秋葉原

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秋葉原でうろついていたら、発見。
牛骨がぶら下がっているのを見て、ふと思い出した。

たしか、高田馬場にもこういった店があった。
高田馬場から、早稲田通りを歩く先に、
細い路地を曲がった先に、黒いテントのような掘立小屋があり、
そこに牛骨がかかっていた。
この系統「元祖一条流がんこラーメン」の始まりの店のようだった。

当時、禿頭で長いひげが特徴的な人物は、調べてみると、
一条安雪さんという方だそうだ。独特な風貌と、軽妙な語り口が特徴的だった。
東京で、こだわりのラーメンを作り、スープの出来が悪ければ開店しない、
といった話も、ここで初めて聞いたような気がした。
そして「開店してますよ」の意味の牛骨。
その時も、ここのラーメンは、会員制のクラブのようなもので、云々と
言っていた気がする。
その後、銀行や、蕎麦やの「竹乃家」で見かけたことがある。
今は四谷でお店をやっているらしい。

さて、そのお店から、八代目の暖簾分けをした店らしい。
そこで、高田馬場でもなかなか味わえない醤油ラーメンを注文した。
ついでに味付け玉子もトッピングで頼んだ。

一口、スープを飲んで、思い出した。
確かに、この系列の店のスープはしょっぱかった…。
たしか地獄(と記憶していたが、どうやら悪魔)の日があり、
とことんしょっぱい日があった。

麺は、東京ラーメンに必須の、ちぢれ麺。
チャーシューや、メンマは東京のそれで、必要以上の味付けはない。
ただ、ネギが乾燥気味で、辛すぎた。
店主は、今でも師匠をリスペクトしている様子。

しかし、ドアが引き戸なのは、誰もが戸惑うだろうなあ…。