花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 あんみつ みはし@上野

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夏の忘れ物といえば、かき氷を食べていなかったこと。
ここ数年は、高田馬場「夢々」でその欲望を満たしていたが、
今回は、折角なので、名店と呼ばれるところで…。

上野にCDを探したついでに寄る。
ソフトクリーム部主将としては、他流試合という感もあるが、
滅多に行かない、甘味処に入ってみる。
月曜日の午後であったが、お客は、ひっきりなしに入る。
隣の人は、観光客だったようだ。

氷宇治を注文。630円。
氷の上にかかる緑が清々しい。
宇治の部分は、お茶の味そのもの。
白玉は、硬くなるから早めに、と言われた。
白玉自体に味があるわけではなく、
味は、すべて下に敷かれたアンコとのコンビネーションによって生まれる。
苦いという感覚が先行するからこそ、アンコの甘味が引き立つ。
氷は、割と温度が抑え目、というか溶けやすい感じがした。
ふんわりというより、ややざらついた印象があるものの、
決して口の中で角が立つ、というものでなく、あっさりと溶けた。

練乳(この店ではクリーム)が欲しい気もしたが、
これはこれで、しつこくなく、美味かった。