花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 峻厳なるstatus quo 東京スパゲッチ@高田馬場

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時間がない休憩時間で結構行っている楽釜製麺所。
釜玉大で、揚げもの投入、というのが定石。
開店以来、厨房にいる人間の白衣が汚れ、臭いも立ち、
衛生的にいかがなものか、とも思いつつも、しばしば入る。
今回は、釜玉が茹で上がりに時間がかかる、ということで、
2階の東京スパゲッチに行く。同じ東方見聞録グループ。

ナポリタン党総裁としては、やや二の足を踏んでいた。
自分が描くナポリタン像とはやや違うからだ。
自社製の麺やチーズ(もか?)が、「いつもの」という範疇に入ってこない。
今回は、折角なので、ウィンナーを乗せてみた。
450グラムで、680円。

出てきたのは、ややオーバーボイル。
麺が一本ずつ分かれない。
トマトソースの酸味がきつすぎて、
パルメザンよりもややまったり味のチーズをどんどん投入。
御徒町で食べた「パンチョ」よりはアッサリ感もあるが、
いかんせん、炒めが足りない感じがした。

時間帯としては、暇な時間なので、正社員がいないようだ。
楽釜にしてもいえるのだが、オペレートがあっても、
それをこなす人の素養が、その店の良しあしを決定づける。
決して悪くはないシステムがあっても、人がいない。
典型的な悪循環な例でもある。

どんなにシステムがあっても、味を維持するのは難しいのだな、と感じた。