花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 新富寿司@外苑前

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外回りの途中で、昼食をとる。
随分前に、この界隈で、ランチの寿司を食べたことがある、確か。
一度目は、べルビーだか何だかのビルの上階。
二度目は、雑居ビルの2階か3階。
残念ながら、そのどちらも分からなかった。

表参道方向へ、とぼとぼ歩くと、寿司屋の表示が。
一見、どこにあるか分からない。
俄然、興味津々となり、普通のビルに歩を進める。
電飾看板が、寿司屋を示していたが、まだ分からない。
何せビル入り口ドアには、寿司屋の面影が全くない。
更に興味津々が高まり、そのドアを開ける。
普通のビル(それもやや古め)のフロア。
他を締め出すような、閉鎖的な空間の中に、ようやく暖簾がある。
しかも、何か勇気を試されるような入口の暗さ(笑)。
これはもう、行かないと、と思い入って見る。

暗かったのは、開店前だったからのようで、電気を入れると、
カウンターのみではあるものの、明るく・清潔な空間が広がっていた。
話を聞くと、近くのビルで30年近く寿司屋を営んで、
一度ビル改装か何かで、引退したが、また腕がウズウズして、
再度この場所に1年くらい前から始めた、とのこと。
元は、歯医者か何かだったとのこと。
それで、ここに至るまでの不思議な空間については、合点がいった。

サービスちらしを食べる。840円。
店主の仕事の一つ一つに優しさのこもった感じがした。
特に、ガリも含め、酢でしめたものが美味かった。

水曜日以外は、店を開け、途中休憩もなく開けている、とのこと。
散歩の途中の一休みに良いかもしれない。