花鳥風月記

流れる水に文字を書く

日本国憲法百景・再び (46)

任期


スマートフォンに続き、ついにタブレット端末まで買う。
iPadに関心があったが、メディアの拡張性を考えて
アンドロイドタブレットにし、画面の美しさでソニーを選ぶ。

新しいコンセプトの商品は、買い時が難しい。
目新しさと利便性、そして使用目的がはっきりしないと
使い道がたちまちに途絶える。

皆が思うような、そして思わせるようなハッピーな環境は、
必ずしもそんなことはないと、使った後、気づく。
人生では、それは何回も繰り返される。

人の生活の底流というかベースにあるもので、
しっかりと見つめなければならないのだろう。
日々更新される技術や情報のなかでも
欠かせないものはある。
指先で弾いても、電話などの対面コミュニケーションは
決してなくなるわけではない。
四角い画面であっても、顏と顏、人と人のつながりは変わらない。

あとは、その長い営みのなかで耐えうる商品があるか否かである。
あれば、それは得難い「友」となり、
そうでなければ、「消費」され、なぐさみものとされる。

以上の文章、「商品」を「政治家」に変えても通じると思う。


第四十六条 参議院議員の任期は、六年とし、三年ごとに議員の半数を改選する。