花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(252) 毎年の風景だけど違う今年@早稲田穴八幡

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毎年のことだが初詣もかねて、早稲田の穴八幡へ行く。
石巻の友人に「一陽来復」を送っている。
おそらく20年は過ぎていると思うが、今年はいつもとは違う。

言うまでもなく、昨年の震災もあったから。
今年の年賀状は、友人のご両親から来たが、本人からは来なかった。
きっと大変な日々を過ごしているに違いない。

ご両親の家も1階は浸水した、との話だった。
恐らく昨年の「一陽来復」も水に浸かったのだろうと思う。
遠くのことのように思うことへの申し訳なさがある。

なればこそ、いつものようにすべきことをする。
特別なことができないまでも、今までと変わらないということが、
少しは支えになってもらえたら、と思う。

その後は、恒例の三朝庵で融通そばを食べる。
食券を買うとき、いろいろなそばを案内されたが、
普通のそばの大盛りで、と頼んだ。700円。

すぐに気づけばよかったのだが、
「大盛り」⇒もりそばとなってしまったようで、
暖をとるつもりが、するりと飲み込むそばとなった。

ゆず粉をふんだんにかけた。風味は良い。
独特のケトルにはいった蕎麦湯もぬるかった…。
これも、今までとはちがうなあ…。