花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 スタンドアサヒ@大阪南田辺

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せっかく「食道楽の地」大阪に来たのだから、
ベストの選択をと思い行ってみた。
南田辺は、天王寺から阪和線で二つ先。
駅舎は最近改築されたのか、ガラス張りのキレイな建物に、
そして駅前は区画整備されたのか、だだっ広い空き地が目立つ。
少し周囲を歩くと飲み屋は何軒かあるのと、
角打ちのようなところもあり、どこかで余ったようなソファーが雑然とおいてあり、
そこでどっかのおっちゃんが自由に飲んでいた。

駅を降りてすぐにお店が見つかる。
ごく普通の店構え。外からは中の雰囲気が分からないので、
一見さんは、少し勇気がいるかもしれない。

開店して時間も経っていなかったが、しっかと常連さんが陣取っていた。
カウンターで飲む。この店のカウンターには、ひじ掛けが付いている。
そこに寄りかかりながら、寛いで酒を飲む。
よくよく考えると、それがないと、店員さんとの距離が至近となり、
おでんやら焼き物やら熱燗の火の元とも至近となりけっこう危なさそう。
きっといろんな意味で重宝されるものなのだなあ、と。
カウンターには女将さんが立っていた。
女将さんの手際の良さが印象的。
てきぱきと時には叱咤も交えて注文をこなしていた。

飲み物はビールと熱燗。
アテは小鉢・造り盛り合わせ・おでん・よこわ山かけ・きずし。
小鉢は、他店のものとは大違いで、内容は充実している。
いわば美味しい「お通し」として皆頼むのだろう。
おでんは何があるのか分からなかったので、適当にみつくろってもらう。
よこわ・きずしが何か分からなかったが、黒まぐろとしめさばだった。
評判とおり、すべて美味しかった。
焼き物を頼まなかったのは後悔が残ったが、また再訪したい。
会計は3,200円。値段以上の満足度だった。