花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 大阪屋@新梅田食堂街

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大阪駅近くの新梅田食堂街には、立ち飲み屋が軒を連ねる。
現代の防災基準では、とても認可が下りなさそうな狭い通路に
お店がひしめき合っている。

昔の東京にも、こんなところがあったはずだが、
大阪にその面影を偲ぶしかないようである。
何となく通り過ぎた店先には「梅田一さぶいビール」とあり、
「只今の温度1℃」とあった。
その時の気温は4℃というビルの電光掲示板を見て、入って見る。

入口近くのカウンターに陣取ったので、とにかく寒い。
寒い中での中生400円。寒い中でさぶいビールを飲んだことをやや後悔する。
カウンターに並ぶアテの中で、ままかり浸けを食べる。
そして「どてミックス」を注文。予想外の美味さだった。
たいていは、脂が抜けきった感じの肉が出てくるのが関の山だが、
この店のどてミックスは、脂と甘味がうまくマッチしている。

これはいい、と思いながら、はしご酒のため、ここで終わり。
1,050円。まさにセンベロにはちょうどいい店だと思った。